スフィアスーパーライブ2017 ミラクルスフィア in 代々木第一体育館を終えて

「LAWSON presents スフィアスーパーライブ2017 ミラクルスフィア in 代々木第一体育館」に参加してきました。これほどまでに感情を揺り動かされた二日間がかつてあっただろうか、という2days。ライブのこと、というよりはほぼスフィアの「充電期間」について。

『充電期間』

正直に言うと、この発表を聞いてから2日目の開演前まで、ほんとうに10周年を迎えるときに帰ってきてくれるの…?という不安がぼくの頭の大部分を占めていました。チョコ祭りなどのイベントで、もうすぐ10周年だね、なんていう話もされていたので、少なくともそれまではこれまで通り続くんだろうなと楽観視していたところがあり、「ツアーが終わってから1年ちょっとライブやCDのリリースをしないだけ」とは言え、やっぱりユニットの終わりがいつか来るっていうことを意識せざるを得ず、すぐに頭の中を整理することができませんでした。

ライブに参加するときに「たとえ今日が最後だとしても悔いのないように」というのはいつも思っていることではあるけれど、実際にそれが現実味をおびてくるとなると、やっぱり辛い。

この発表のあと、1日目のラストに歌ったvivid brilliant door!の「楽しい瞬間はいつか終わっちゃうね」というフレーズで涙があふれてきて、「バイバイはやだやだ!」という歌詞そのままの感情に押し潰されそうでした。そのすぐ次の歌詞も耳に入らないくらいに。

ほっとする時間も大事

とまあ、こんなふうに最初は感じていて、翌朝5時までスフィアの曲をひたすら聴き続けながら悶々と一晩過ごしたりしたのだけど、2日目に代々木第一体育館へ向かう地下鉄の中で高垣さんのブログを読んだり、その日のステージでこれまでとまったく変わらない4人の笑顔を見たりして、今ではこの「充電期間」がスフィアがこれからもスフィアであるための前向きなものなのだと思えます。

なによりvivid brilliant door! 。1日目はむしろこの曲に打ちのめされて、まったく耳に入っていなかったところだけど、「ドアが繋がってればすぐに絶対また会えるよ」のところ。こんなふうに歌われたらもう信じるしかない。寿さんのソロのカラフルダイアリーでも「長く歩くためにちょっと一休み」なんて歌詞があって、8年間走り続けてきたスフィアだからこそ、こういう小休止も必要なのかもしれません。

By MY PACE!!の「大胆になれそうならチャンス 意外とリセットしても、平気? 思い込んでた色んなルール 一回やめにして深呼吸」なんて歌詞にうんうんとうなずくばかりです。(最近歌ってないのでツアーで歌いましょう)

この二日間の前後でまったく聴こえ方が変わってくる曲が他にもたくさん。

スフィアが帰ってこられる場所をつくれるように

豊崎さんのブログを改めて読み返していて、こんな一節がありました。

スフィア、は
居心地の良い居場所であり、キラキラと輝く景色であり、大切な仲間であり、守りたい約束であり、叶えたい未来でもあります。

(引用元:豊崎愛生オフィシャルブログあきまつり 2017年1月31日『あしたは発売日!』

この豊崎さんのスフィアへの想いはファンのスフィアへの想いと重なる部分が大きく、その約束を果たして未来を叶えるためにファンができることは、スフィアが帰ってこられる場所を作ること。ほんとに帰ってきてくれるの?なんて少しでも疑ったり邪推したりしていた自分をぶん殴ってやりたい。

ソロで培ってきたそれぞれの個性を集めて“スフィアらしさ”を表現していく四人ですから、この「充電期間」を経て、さらにパワーアップしたかたちでぼくたちの前に帰ってきてくれることを信じて待っています。

まずは次の全国ツアー。安心してスフィアが「充電期間」に入れるよう、これまでの感謝をすべて届けたい。