豊崎愛生さん、ご結婚おめでとうございます。

おめでとうとか、末永くお幸せにとか言ったものの、やっぱり寂しい。

これまで、「もし豊崎さんが結婚したら」という未来は、当然想像したことがあった。きっと素直な気持ちで祝福できるだろうと、そのときは思っていた。それは、ぼくの豊崎さんに対する「好き」は、豊崎さんの音楽への「好き」だから。

想像以上のダメージでした。

そのご報告を聞いてから、ひたすら豊崎さんの音楽を聴いていたのだけど、聴けば聴くほど寂しさが込み上げてきた。 おめでとうという気持ちは確かにあるのだけど、それでも寂しくて寂しくて仕方がなかった。

たぶん、おそらく、、この寂しさは、その大好きな豊崎さんの音楽に会いに行くことができなくなるときがくるかもしれない、そうでなくても、その機会が少なくなってしまうかもしれない、という不安からくるもののはず(……だと思いたい)。

いくらぼくが豊崎さんの音楽が好きでも、豊崎さんの本業は声優であって、結婚をして、子供が生まれて、もし仕事へのリソースを満足に割くことができなくなったときに、優先して選択されるのは声優の仕事だと思う。極端な話、ぼくはたとえ豊崎さんが声優の仕事をやめても、歌だけ歌っていてくれればそれでいいと思っている。でも、そんな無茶な話はありえないということもわかっている。

昨年のMusic Rainbow 04での豊崎さんの言葉を思い出せば、これからもなんらかの形でそういう機会を豊崎さんなら作ってくれるとは思うけど、これまで心の拠り所になっていたものがポッカリなくなってしまうことが怖い。

入籍を発表した翌日の仕事に行くとき、休憩中、帰り道、ずっと豊崎さんの音楽を聴いていて、そんな思いが尽きなかった。walk on Believer♪を聴きながら突然涙があふれたこともあった(すごく気持ち悪いと思った)。

そんななか、家に帰って半ばやけ酒気味で、縋るように豊崎さんの音楽を聴いていたぼくの、その思いを払拭してくれたのは、love your lifeだった。
“自分のペースで歩き出せば オリジナルの宝物見つかる”
このフレーズには、かつてぼくが精神を病んでいたときにも手を差し伸べてもらったことがあって、それから人生の指針のように させてもらっている。これまでたくさんの「楽しい」をくれた豊崎さん。豊崎さんも自分のペースで、ゆるりと音楽活動を続けてくれたらぼくは嬉しい。CD出してくれたら買って何百回と聴くし、ライブをやってくれたら可能な限り足を運びたい。

やっぱりぼくは豊崎さんの音楽が好き。今はとりあえず気が済むまでひたすら豊崎さんの歌声を聴いていたい。

音楽の話ばかりしたけど、豊崎さんの生き方、考え方、尊敬しています。結婚発表の場におかえりらじおを選んで、自分の声で直接届けてくれたこともとても嬉しかった。
豊崎愛生さんが好き。改めて、ご結婚おめでとうございます。末永くお幸せにお過ごしください。そして、31歳の誕生日おめでとうございます。この1年がまた素晴らしいものになるよう、心よりお祈りしています。

“いつか夢のように 消えるかもしれないこの世界が 終わらない明日を信じてたいんだ そうやってまた歩き出したんだ”