LAWSON presents Sphere 10th anniversary Live tour 2019 “A10tion!”の感想のようなもの

スフィアさんツアー、とてもたのしかった。
2017年のWe are SPHERE!!!!もIgnitionも、湿っぽくならざるを得ない部分が少なくなかったので、底抜けに楽しいスフィアさんのライブが帰ってきた!という思い。
今回のツアー中でも涙腺を刺激されるところはもちろんあったのだけど、結果的には楽しい!が全部上回っていったなと。
やっぱりライブに求めるのはこれですよ、これ。

その楽しさもMiracle shooterやGO AHEAD!!のようなこれまでのスフィアを支えてきた王道的な曲に加えて、When You Feel Love?やSPOTLIGHTみたいに全く異なるベクトルの楽しさもあって。
スフィアがスフィアであり続けるために、間違いなく変化していっているし、その変化の結果として出てきたものがこれなので、もともとストップ高であるスフィアさんに対する信頼感がさらに突き抜けてしまう。
これだけ楽しいツアー中だからこそ、寿さんがイギリスに留学することも、至極当然にポジティブに受け止めることができるし、むしろ「その後」が楽しみで仕方ない。

スフィアのこれから、という点でいうと、朗読劇のテーマが過去を振り返ることだったかと思いきや、最終的には未来からのメッセージだったのが嬉しかった。
ファン側が抱いているスフィアの活動に対する不安を払拭するように、ことあるごとにスフィアさんは「大丈夫だよ」って話をしてくれるけど、今回の朗読劇もそれ。
スフィアさんの思い描いている未来を実現できるように、ひとりのファンとして少しでも力になりたい。
充電期間が明けたらあれがやりたいこれがやりたい、というなかで挙がっていた全曲ライブも、それは無理やろ……と勝手にぼくは思っていたにもかかわらず実現してしまうのだから、スフィアさんなら10年後もかわらず唯一無二で前代未聞の面白声優ユニットで、というのもぼくらがそう願えばほんとにやってのけてくれる気がする。