LAWSON presents 雨宮天ライブ2020 “The Clearest SKY”の感想

1.Defiance 2.Eternal

舐めてたその1&その2。Defianceのイントロのドラムからもうカッコいい。生バンドだああああ!って感情が一気に沸く。Defianceは去年のTrySailのツアー、Eternalも一昨年のThe Only SKYで観ていたけど、過去のどのライブとも比較できない雨宮天の本気が見られると確信できた。生バンドだと特にEternalのバスドラ四つ打ちが腹に気持ちよく響いて、「この手の曲は食傷気味なんだよなぁ」と発売以来そこまでしっかり聴いてこなかった自分の頭をブチ抜かれた気分だった。

3.チョ・イ・ス

みんな大好きぼくも大好きチョ・イ・ス。セトリに置かれる位置に驚き。ここっ!?ってなった。5年前にこの曲を初めて聴いたときから、武道館でソロライブやって、オーラスでこれ歌って、ラスサビで客電がパッて付いて紙吹雪バーっみたいのを思い描いていて。今回のチョ・イ・スはいろいろ違いはあるとはいえ、そこで見られる景色とか胸に抱く感情とかはおおむね近いものがあって、1日目のこの曲の時点で涙がでてきてしまった。大好き。

4.Regeneration

ギターがかっちょいい。Bメロのシャカシャカした感じとか間奏のギュイーンって感じとか。この曲は、サビに向けて徐々に温度が上がってくる雰囲気が好きなのだけど、ライブだと楽器隊がその静と動のギャップをより引き立てていたと思う。

5.irodori

赤のライトがポツポツ付き始めて、次の曲がirodoriだってことを客が徐々に察し始める雰囲気が好き。それまでの白と黒の衣装に赤のアクセサリーをプラスしていたのがお洒落。雨宮さんのライブは、irodoriは赤、他は全部青って徹底されてるのがすごいなぁって思う。

6.Abyss

目力が強い。2日目の座席がセンターステージの真横だったので、終始凝視させていただいた。両手でマイクを握り締めながら、そのマイクに声を叩きつけるように歌う様が印象的。曲の最後でステージに膝を付く演出があったけど、表情を間近で見ているとそれをただの演出と言ってしまうのは無粋というくらいに魂を込めたパフォーマンスだった。

7.月灯り

ここから着席。あのAbyssの直後だったからか、月灯りのピアノの伴奏だけを背に歌う箇所がよりウィスパーな歌声になっていてとてもよかった。特にラストの「いつも強くあろうと」のところ。歌詞と歌声が完全にシンクロしていた。

8.誓い

前半がピアノとボーカルのみ、後半はその他バンドも合流という構成。素晴らしい。これですよ、これが生バンドのパワーですよ。盛り上がる曲が生バンドで力を増すのは当たり前でバラードもより映える魅せ方が可能なわけですよ。

9.メリーゴーランド 10.羽根輪舞

ご本人が書いたという朗読を導入に登場する目隠しをされ手首を拘束された状態で椅子に座らされる雨宮天さん。なかなか的確にツボを突いてくる。かつてこれまで背徳感を抱きながらステージを見るライブがあっただろうか(いやない)。完全になんちゃらソウルの世界観である。2日目のほうが目隠しをしている時間が短かったような気がするのだけど、外す瞬間を見逃してしまったので事故なのか意図的なのかは不明。個人的には1日目のほうが好き。羽根輪舞も同様に椅子に座った状態での歌唱。この曲は小さい箱向きかなと勝手に感じている(バーの片隅で歌う的な)のだけど、幕張メッセイベントホールという大きな箱の中で、ステージ上での動きを極力減らして、見る部分をギュッと凝縮することでこの会場ならではの見せ方だったのかなと思う。

11.VIPER

青のボトルの毒を口に含んで毒蛇雨宮天さん。強い。バンド陣の荒ぶりかたが異常。バンドの各パートとダンサーがそれぞれ一人ずつ一緒にパフォーマンスをする見せ方がとてもかっこよかった。バンドのパフォーマンスの中で羽根輪舞のメロディーも使われていたのだけど、他の曲もあったのだろうか。そして衣装。なぜこの曲のみなんですか。なぜセンターステージに来てくれないのですか。おあずけを食らうオタクは、いつかご褒美をいただけるその瞬間のためにその後もライブ会場に足繁く通い詰めるのであった。

12.火花

昨年夏のリサイタル大阪公演でのみ歌った雨宮さん作詞作曲の歌のフルバージョン。どんな曲だったとか、どんな歌詞だったとか、バカだからあまり思い出せないのだけど、こういう雨宮さんのもっともっと新しいものを見せていこうという姿勢が嬉しい。

13.RAINBOW

キーが高くて辛そうに思うことが、CD音源でもそうだしこれまでのライブでも多かったのだけど、今回はそれがなかった。自分が楽しいに振り切れてたからかもしれないけど、お上手になったなと思います。この曲はすごくMusic Ray'nを感じる曲で、振りコピもみんなで声を合わせて歌うところも、慣れ親しんだ某現場の雰囲気にすごく近い。

14.Lilas

生バンドだとバスドラの四つ打ちが腹に気持ちよく響く(2回目)。何より歌詞がいいですよね。「ただいま」を言う場所がそこにはあるから。「おかえりなさい」と言う場所がここにはあるでしょ? オタク側からしたらもちろんそれなのだけど、雨宮さん側からもそう思ってもらえる場所でありたい。「ハーアーアー」のとこもお互いの感情をぶつけ合うようですごく気持ちいい。

15.PARADOX

可愛い!可愛い!!可愛い!!!
「可愛いって言わせてやるんだから!(可愛い!)」
ラッパの「デッデッ」のとこが可愛い!
イントロやら間奏やらでぴょんぴょん飛び跳ねるの可愛い!
眼鏡クイッの振り付けが可愛い!
全部可愛い!!!

16.Velvet Rays 17.Marvelous Scene (day1) Silent Sword (day2) 18.Breaking the dark (day1) Trust Your Mind (day2)

舐めてたシリーズその3〜その7。このへんの曲をライブで聴いて高まったことがなかったのだけど、ええやんって思いました。生バンドだとバスドラの四つ打ちが腹に気持ちよく響く(3回目)。Breaking the darkの「Breaking the dark 全ての〜」の「Breaking」と「全て」に合わせて跳ぶの楽しそうだなって思って1日目が終わったあと復習していったらセトリ変わって悲しみ(Trust Your Mindは曲自体は好きだったのでよし)。あんまり斜に構えたり頭固くしたりせずに楽しんだもん勝ちだよと1stライブの頃の自分に教えてあげたい(たぶん鼻で笑われる)。

19.VESTIGE

舐めてたシリーズその8にして親玉。バケモンだった。イントロのガガッガガッからもう異質な雰囲気で。「この手の曲は食傷気味なんだよなぁ」と発売以来そこまでしっk(以下略)。頭カラッポにして体動かして、ブレイクに合わせて跳びはねて、クッソ楽しかった。今後も生バンド続けてくれるなら、この曲のためだけにでも行くレベル。

20.Skyreach

ライブの最後の最後に、パーソナルカラーにもかかわらずこれまで温存してきた青のジャケットを羽織る演出がニクい。夢や未来を描いていた歌詞が、時が経つと過去から今に向けて歌っている歌になるのいいですよね。

EN1.GLORIA

雨宮さんの真骨頂は、AbyssとかこのGLORIAみたいな、ミディアムテンポの力強いバラードだったりするんじゃないかと思ったりする。これまたセンターステージで歌ってくれたので凝視させていただき、その目力に圧倒される。

EN2.一番星

楽しい!楽しい!!楽しい!!! ☆の振りコピが楽しい!
終始ぴょんぴょん跳びはね続けるのが楽しい!
「そう!いま!」「ほら!もう!」のコールが楽しい!
「導いてゆけ!」で腕を高く掲げるのが楽しい! 全部楽しい!!!

EN3.Song for

この幕張でのソロライブに対して不安があったことをMCで話してくれていたけど、そんな子が最後に歌う歌が「いいんだよ」ってひたすら応援してくれる歌で、響かないわけがない。ネガティブな面もさらけだしてくれる雨宮さんが僕は好きです。

WEN.ご挨拶

「今日のライブには雨宮天のすべてを詰め込みました。」って言って、ダブルアンコールは歌わないんですよ。素晴らしいですよね。演者側はすべて出し尽くす、オタクはもっともっと雨宮さんの歌声が聴きたいから「もう1回!」のコールをする。最高の関係性じゃないですか。ライブ後更新のブログで、自分の限界を感じていたことを書いてくれていたけど、「もっと聴きたい!」っていう想いを最後にしっかり伝えられたのは本当によかったと思うし、それで「もっと強くなりたい」と雨宮さんが感じてくれていたのならこれ以上ない幸せなことだと思う。幕張メッセイベントホールっていうMusic Ray'nのソロライブ史上最も大きなキャパシティにも、強力な裏開催にも、全く負けていなかったし、雨宮天はもっともっと強くなる。

2019年の振り返り

2019年はスフィア再始動の年ということで、スフィア1色の1年になるのかなーと思っていたのだけど、案外そうでもなく。ミュージックレインのみなさんに幅広くお世話になった1年となりました。以下、参加した諸々の振り返りです。

 

LAWSON presents TrySail Live Tour 2019 "The TrySail Odyssey"

TrySailはずっと曲を聴いてはきたものの、しっかりツアーに参加したのはこれが初でした(1stは不参加、2ndは1公演のみ)。

3,4公演行って終わり、というつもりだったのに最終的には計8公演の参加。

アルバムがこれまでの中で一番好きで、聴けば聴くほど、ライブに行けば行くほど、もっと観たい!となった結果です。

Believeなんかは、最初ライブで観たとき「ダッサ…」と思い、アルバムの中で聴いたときも初めは同じだったのに、今ではアルバム曲の中では一番好きです。サビの振り付けがくせになる。

そして何よりこのツアーは衣装が素晴らしかった。特に開幕の衣装(BDのジャケ参照)。これを観るために通ったと言っても過言ではない。

雨宮天ちゃんが好きです。

LAWSON presents CHiCO with HoneyWorks 5th Anniversary Hall Tour 2019 LiVE 5’s ON !!

チコハニのツアーも今回初参加。CHiCOちゃんの歌声がね、素晴らしいんですよ。アップテンポの曲はリスアニとかでも歌うので聴いたことある人は多いと思うんですが、ぜひCHiCOちゃんのバラードも聴いてほしい。

11月の雨、ツノルキモチが僕は好きです。

Music Rainbow 06でCHiCOちゃんの歌声いいなと思った人、ぜひワンマンにもおいで。

モンスター楽曲ラブホイッスルが聴けるのもたぶんワンマンだけなんじゃなかろうか。笛吹くの楽しいよ。

LAWSON presents Sphere 10th anniversary Live tour 2019 “A10tion!”

台風に振り回されたあれやこれやも今となってはいい思い出。開演直前で参加を断念して帰京した大阪公演も、前々日入りして結局開催中止になった愛知公演も、そうそう経験できることではない。

最近は名古屋方面に遠征するときも、ほとんど行ってライブ観て帰るだけみたいになりがちだったので、しぬかり時間使って東山動植物園行ったり、うなぎ食べたり、味噌煮込みうどん食べたりできたのはよかったと思います。

と言いつつも、未だに大阪公演のチケットが財布から捨てられない呪いの装備と化している程度には引きずっている。

Eternal Toursを聴くまで僕のA10tionは終わらない(全曲ライブで終わる)。

LAWSON presents 夏川椎菜 1st Live Tour 2019 プロットポイント

この子は凄い。

ソロの活動で才能が爆発している。

もっとたくさんライブに行きたいが、全然チケットが取れん。

あと全然関係ないようなあるような話ですが、最近aikoのベストアルバム「aikoの詩。」を買いまして、ぐるぐる聴いてます。で、その中に「ぬけがら」という曲が収録されていて、そういや昔なんかのイベントでボーイフレンド歌ってたよなー、なんて思って過去に歌ったカバー曲を見ていたら、去年のMRで花火を歌って、なんなら今年の417の日では、「ぬけがら」そのものを歌っていたとのこと。特にタイアップも付いていないカップリング曲を、こういうイベントでカバーしてしまうあたり、この子の我の強さ、表現へのこだわりが表れている気がします。

aikoは、僕が初めて「この人の作る音楽が好き」という感情を持ったミュージシャンなんですが、こうして巡り巡って好きなもの同士が繋がるのはちょっとした縁を感じる。

aikoの「ぬけがら」めちゃよいです。よかったら夏川椎菜先生の「ぬけがら」と合わせて聴いておくれ。

LAWSON premium event Music Rainbow 06

例年通り、1年の締めくくりとなるこのイベント。今年はCHiCOちゃん、halcaちゃんも交えての開催というのが何より嬉しかった。

ちょうど僕がチコハニのツアーに参加しはじめ、そのツアーに帯同していたhalcaちゃんの音楽にも触れ始めたタイミングでのこれ、ということで株式会社ミュージックレインに狙い打ちされている感がある。ほんとにありがとうございます。

二人をちゃんと見るの初めてっていう人たちにも楽しかったって思ってもらえるようなイベントだったのなら嬉しい、という謎の保護者目線。

贔屓目入ってるとは思いますけど、アイのシナリオめちゃくちゃカッコよくなかったですか?あのラスサビのあやちこデュエットが僕の2019年ベストモーメントです。

来年もよろしく

今年も1年楽しかった。毎年思うことですけど、こういつも思えるのはとても幸せなことだなと。また来年も何卒よろしくお願いいたします。

プロットポイントの感想

夏川椎菜さんの1st Live Tour プロットポイント、参加してきました。
千葉、愛知、追加公演の中野でぼくの参加する公演は一足お先に終わりです。
初めてのソロライブらしい初々しさもありながら、本人のこだわりが随所に感じられる素晴らしいライブでした。

ライブの構成としては、寸劇パートと歌のパートを交互に、というもので、見せ方としては豊崎さんのファーストライブに近いんじゃないかと。

ライブ自体の話をすると、「この子は客の楽しませ方分かってんなぁ」というのが一番。
もちろんTrySailで培ってきたものがあるにせよ、初めてのソロライブツアーでこれなら末恐ろしいな夏川椎菜
アルバムを聴いてこっちが期待していたものに対して、全て100点の回答をしてくれたんじゃなかろうか。余所様の名前であれですが、豊崎愛生さんと寿美菜子さんの合いの子みたいな、そんな楽しさでした。

ステージ上に配置されているトロッコがダンサーの手押しだったり、「チアミーチアユー」のコールの客用カンペが手書き風でしかも手でめくるタイプのものだったり、手づくりでアナログな見せ方で、それがすごく文化祭っぽくていいなぁと。
このライブを作る過程で、あれこれ案を出し合ったり、ドタバタ慌ただしく準備をしたり、そんな光景も思い浮かぶような。
ファーストライブらしくて、良い。

寸劇は、ライブパートではダンサーとしても参加する"ひよこツインズ"の二人と"パンダくん"ことパンダの着ぐるみによる、セリフが全くなく音と動きで全てを表現するもの。
この寸劇の受け止め方は、受け手に全部委ねられてるんじゃないかと勝手に判断していろいろ推測すると、このパンダくんはTrySailとしてデビューしてからソロアーティストとしてログライン(というかファーストプロット)を生み出すに至るまでの、夏川さんのネガティブな面の具現化なんじゃなかろうかと思います。
このパンダくん、ひよこツインズから隠れるように逃げ回ったり、他に誰もいないステージでひとり立ち尽くしたり、劇中で日陰者のようでありながら、突如としてキレキレのダンスを披露するところもあり、自分のやりたいことの表現方法に悩んでいるような、そんな描かれ方をされていました。
ライブ本編終盤の「パレイド」のとき、ステージ下手側に夏川さん、上手側にパンダくんという配置で、歌う夏川さんの動きをそのままトレースしたように動くパンダくん。
曲の終わりには、二人がステージ中央で向かいあったあと、本編ラストの「ファーストプロット」では、夏川さんはパンダくんに背を向けてステージから去っていくんですよね。
もう完全にそういうことだなぁ、とぼくの中では理解しました。

そして、この中野での追加公演が映像化するとのこと。
これはほんとうに嬉しい、というか安心しました。
最初のひとりでのステージってやっぱりファンにとっても特別なものなので、できるだけ映像に残しておいてほしい。
そこにいられなかった人があとからそれを追体験できることのありがたみ、というのを最近某スーパー声優のほうで痛感したので。

最後のMCで「歌を歌うことが好きになりました!」って言い切ってたのがかっこ良かったなぁ。

次は生バンドでやってください。

LAWSON presents Sphere 10th anniversary Live tour 2019 “A10tion!”の感想のようなもの

スフィアさんツアー、とてもたのしかった。
2017年のWe are SPHERE!!!!もIgnitionも、湿っぽくならざるを得ない部分が少なくなかったので、底抜けに楽しいスフィアさんのライブが帰ってきた!という思い。
今回のツアー中でも涙腺を刺激されるところはもちろんあったのだけど、結果的には楽しい!が全部上回っていったなと。
やっぱりライブに求めるのはこれですよ、これ。

その楽しさもMiracle shooterやGO AHEAD!!のようなこれまでのスフィアを支えてきた王道的な曲に加えて、When You Feel Love?やSPOTLIGHTみたいに全く異なるベクトルの楽しさもあって。
スフィアがスフィアであり続けるために、間違いなく変化していっているし、その変化の結果として出てきたものがこれなので、もともとストップ高であるスフィアさんに対する信頼感がさらに突き抜けてしまう。
これだけ楽しいツアー中だからこそ、寿さんがイギリスに留学することも、至極当然にポジティブに受け止めることができるし、むしろ「その後」が楽しみで仕方ない。

スフィアのこれから、という点でいうと、朗読劇のテーマが過去を振り返ることだったかと思いきや、最終的には未来からのメッセージだったのが嬉しかった。
ファン側が抱いているスフィアの活動に対する不安を払拭するように、ことあるごとにスフィアさんは「大丈夫だよ」って話をしてくれるけど、今回の朗読劇もそれ。
スフィアさんの思い描いている未来を実現できるように、ひとりのファンとして少しでも力になりたい。
充電期間が明けたらあれがやりたいこれがやりたい、というなかで挙がっていた全曲ライブも、それは無理やろ……と勝手にぼくは思っていたにもかかわらず実現してしまうのだから、スフィアさんなら10年後もかわらず唯一無二で前代未聞の面白声優ユニットで、というのもぼくらがそう願えばほんとにやってのけてくれる気がする。

Sphere 10th anniversary Live2019 “Ignition”の感想のようなもの

僕が初めてスフィアのライブに参加したのは2013年のSPLASH MESSAGEで、そのときに抱いたのが、「なんだ。この人たちちゃんとライブやってるじゃん。」的な感想。めちゃくちゃ上から目線だけど。もともと声優の歌とかライブとかに偏見があって、どうせおままごとみたいにやってるんだろうと勝手に思っていたけど、スフィアに関してはそれが完全に間違いだと、初めて見たそのときすぐに分かった。

その「ちゃんとライブやってる感」の大きな要因は、生バンドによる演奏であることだと思っていて、それはその後5年半ほど経った今でも変わらない。ただ歌って踊るだけではなくて、バンドと息を合わせてパフォーマンスをしたうえでステージを作り上げ、ときにはバンドメンバーにもスポットが当たるような見せ場がある。そんなスフィアのライブが僕は大好きだ。

今回のIgnitionでは、どうやら平井さんはいないだろうということが前々からわかっていたのと、なんならおかえりらじおで豊崎さんが「今回はバンドなし」と明言したこともあって、正直に言うと不安だった。楽しめるか不安なんて気持ちは、それこそ初めて参加したSPLASH MESSAGEのとき以来。その不安を言葉にしてしまったら、実際にライブを観て感じるものもそっちに引っ張られてしまいそうだったので意図的にそういうツイートもしないようにしていた。リリースイベントやMusic Rainbow、チョコ祭りもバンドは付かないけど、それらはそもそもそういう限定的なイベントとして受け入れているので、それらが楽しくなかったということではなくて、"LIVE"と冠するのであればちゃんとやっていただきたいと思っている。

で、結局どうだったのか。

普通に楽しかった。めちゃくちゃ楽しかった。

このセトリで生バンドだったらなぁと思いはする。思いはするけど、ステージ上にスフィアがいる、それだけでも素晴らしいことじゃないかとも感じる。いや、「それだけ」なんて言ってはいけない。こうしてひとつのユニットが全員同じ方向を向いて、10年間ステージに立ち続けてくれること自体が奇跡に近い。昨今の某国民的アイドルグループのあれやこれやを見ていて余計にそう思う。

2017年のツアーのときは、今日は誰々をしっかり見るぞ、とその都度決めて観ることが多かったのだけど、今回はなんとなく全体をぼやっと眺めていることが多かったように思う。四人の格好よく歌っている姿も、なんかわちゃわちゃしてる適当な感じも、どれも僕の大好きなスフィアばかりで、「これよ、これ……」とひたすら反芻していた。

僕にとってのIgnitionはスフィアを見続けてきた5年半の間で育んできた彼女らの存在そのものへの愛情を改めて実感できた、そんなライブだった。僕がスフィアのライブの肝だと思っていた生バンドを欠いてもこれだけ楽しかったのだから、もう無敵だと思う。

生バンド至上主義っていうくらいに思っていたこともあったけど、多少軟化したような気がする。今回バンドをなくした理由がそうだとは思わないけど、ユニットを長く続けるための手段として必要なのであれば全くなしではないなと。でも、生バンドだったらもっともっと楽しかったともやっぱり思う。9月からのツアーはいつものメンバーでのライブだったら僕は嬉しい。

10周年イヤー、素晴らしいものになると期待しています。スフィアさん、2019年も何卒よろしくお願いいたします。

2018年の振り返り

2018年はスフィアさんの充電期間ということで、落ち着いた1年になるんだろうとそんなふうに思っていた。

でもまったくそんなことはなかった。

むしろ、イベント参加数が増えた。というか、イベンターノートによると、過去最多だった。充電期間だからこそ、ソロのライブは逃さずに行こうと思ったことと、スフィアさん以外のライブにも積極的に行こうと思ったことが参加イベント数過去最多の理由なのだけど、それだけ楽しい1年だった。

スフィアの4人のソロに関しては、360°ライブだけでなくそれぞれ単独ライブやツアーがあったことで、充電期間であることを忘れるくらいだった。この期間に4人がソロ活動で得たものが、2019年のスフィアにどう還元されていくのかが楽しみでならない。

個人的にベストライブは、戸松さんの“COLORFUL GIFT to YOU”のツアーファイナルである中野公演。会場に架かった七色の景色は一生忘れることはない。前回の企画の際は、ツアーに参加していなかったので、これまで映像の中だけでしか見ることができていなかったのだけど、実際に目の前に広がる虹は想像以上の美しさだった。Music Rainbow 05でもこの光景に触れていたように、戸松さん自身も本当に喜んでいて、この企画を立ち上げてくださった方々には感謝の気持ちしかない。

スフィアさん以外では、今年はCHiCO with Honeyworks

昨年のミューレフェスで、チコハニのライブの楽しさに触れ、次はぜひ単独ライブに、と思っていた。年明けのリスアニ(これもめちゃくちゃ楽しかった)を経て、夏の日比谷野音と秋の中野2DAYSに参加。普段いるところと比べるとかなり客層が若いので、若干のアウェー感はあるのだけど、単純にライブが楽しい。それにCHiCOちゃんのボーカルがとても魅力的で、ロックな曲の力強さ、バラードの艶やかさ、なんでも歌いこなすCHiCOちゃんに完全に惹かれてしまった。来年以降も引き続きお世話になると思う。

こんな感じでとても楽しい1年だった。

2019年はスフィアさんが帰還するので、これまた楽しみ。ただ、今のところ一発目のライブのチケットがない。正直もう厳しそうな予感はするが、ライブタイトルがIgnition〈点火〉なので、そのあとも色々あるでしょうと期待したい。

 

あと、AT livingのリリースはあったけど、豊崎さんの新曲もそろそろ欲しいなーとほんのり思ってます。

「オレンジは勇気をくれる色」

戸松遥さんがソロ活動10周年を迎えるにあたって、ここまで自分が続けてこられたのはファンのみんなの声援があったから、という話をしていた。

普段の溌剌とした口調からいくらかトーンを落として話すMCを会場が見守るように聞き入っているのが印象的だった。

まあ、こうデビュー○周年ですーってときに話す決まり文句のようなものではあるのだけど、彼女のファンを自称する者がそう冷めた捉え方をしてしまうのもつまらないので、素直に受け止めさせていただこうと思う。

好きでCDを聴き、ライブを観て、こっちが勝手に楽しませてもらっているだけだというのに、それがもし少しでも彼女がステージに立つための勇気となっているのであれば、こんなに素晴らしいことはない。この空間が可能なかぎり長く続くことを祈って、戸松遥さんに届くように僕もオレンジの光を灯し続けていきたい。

自分には語彙力があまりないだとか、口下手だとか、戸松さんはそう自虐的に言うことが多々ある。たしかにスフィアの他の3人は、自分の思いを自分の言葉で伝えることが上手で、さすがはベテランアイドルといったところがあり、それらと比べてしまうとそういった面も否定できない。だが、たとえ上手いことを言えなくても、たとえ言葉足らずだったりしても、彼女のまっすぐな言葉はそれを聞く人の心をズドンと打つ。昨年のツアーファイナルで語ったスフィアへの率直な想いもまさにそうだった。

自分の気持ちを表す言葉を探して探して、やっと言葉として発する、それに至るまでの戸松遥さんの表情や仕草はとても健気でいじらしい。好き。恋に落ちてしまう。

ちなみに僕は戸松遥さんと同世代である。そして、ラブプラスなら愛花、アマガミなら絢辻さん派だ。先輩や後輩よりも同級生。

それが関係あるのかないのかは置いておくとして、同世代の彼女の言葉や行動は、自然と意識してしまう。28歳というといわゆるアラサーなのだが、そう思わせない若々しさを彼女は依然もっているし、また、これまでのキャリアで培われてきたであろう周囲の期待になんとか応えようという芯の強さを彼女はもっている。

戸松遥は太陽である。その眩しいオレンジの輝きを目にすると、僕自身のクソみたいな部分が明るみに出てしまう。こんな寝て起きて競馬見て野球見てゲームして漫画読んでまた寝るだけのクソ人間と比べてはいけないのかもしれないけど、同世代だからこそ、それでもなんとか頑張らねば……という気にさせられる。

戸松遥が太陽であれば、彼女に魅せられた人たちはひまわりである。大きな太陽はオレンジの輝きを放ち、ひまわりたちに勇気を与えてくれる。

お前もいつまでも根を張り巡らせるばかりでなく、少しは花を開くほうにエネルギーを使わんかい。

 

そんなことを思った「LAWSON presents 戸松遥 5th Live tour 2018 ~COLORFUL GIFT to YOU~ @ Zepp Nagoya」でございました。

2日間めちゃくちゃ楽しかったです。残り6公演も、俄然期待大です。